保護対象の定義(商標)

商標法における商標の定義と保護対象の範囲を理解する。また、商標の「注
意すべき」定義事例を提示し、それぞれについて理解する。

★☆ 第12号 2009年6月13日 発信 --------------


     ~ 保護対象の定義(商標)~

------------------- by 特許調査パーソン ☆★


■商標法における「商標」の定義

 ・文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと
  色彩との結合(以下「標章」)

 ・業として「商品」を生産し、証明し、又は譲渡する者が、その商品につい
  て使用をする標章
  
    *トレードマーク

 ・業として「役務」(サービス)を提供し、又は証明する者が、その役務に
  ついて使用をする標章

    *サービスマーク

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★理解のポイント
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 1.視覚的に識別可能である必要がある。

  (1)音、香、味覚、は不可

  (2)色彩は付随するものとの考えから、色彩のみは不可

 2.立体標章も保護対象

  (1)手続上の問題として、立体商標出願は最初からその旨を記載する
     必要がある。

     ・(平面)商標から立体への補正は、要旨変更のため、不可。

 2.商標(標章)は「静的」である必要がある。

  (1)動的なものは不可

     ・例えば、動画、パントマイムなどは動がきある。

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★関連事項★
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 1.登録要件

  (1)商品(役務)の識別力があること、大原則。

     ・ありふれている氏、は識別力なし。

        *山田、田中、など

     ・簡単な文字、数字、記号、は識別力なし。

        *123、①②、abc、○△、など

        **ただし、ロゴ化、モノグラム化、他の記号との組合せ
          により、識別力を有せば可能。例:渋谷109のロゴ

     ・原産地、材料、品質等を普通に表示したものは識別力なし。

     ・普通名称、は不可

        *パーソナルコンピュータなど。

        **さらに、普通名称の短縮(パソコン)も普通名称。

     ・「慣用商標」
 
        *商品「酒」に対する標章「正宗」、など。

        **但し、周知性があれば、登録の可能性がある。

     ・誰の商品・役務か不明であるもの。

        *なんらかのキャッチフレーズ、など。

  (2)上記のケースにおいても、大々的な広告、販売の後に、識別力が
     発生し、識別可能になってきた場合は、登録の可能性がある。

        *但し、「全国規模の識別力」が必要である。

 2.公益上の制限を受けるもの

  (1)国旗、菊花紋章、勲章、褒章と同一、類似のもの

  (2)国外で登録されているが国内で登録されていない商標の先取り

     ・不正目的の場合

  (3)品質を誤認するような組合せ

     ・商品が「磁気ディスク」で、標章が「光ディスク」という例。

  (4)有名な芸名や、他人のフルネーム

     ・仮に登録になったとしても、使用権が認められてしまうか、
      拒絶理由となってしまう可能性がある。

  (5)既にある地域で知れ渡っているもの。

  (6)取引者間で有名なもの。

  (7)他人に不快な印象を与えるものや、公序良俗に反するもの。

  (8)国際連合その他の国際機関を表示する標章であって、経済産業
     大臣が指定するものと同一又は類似のもの。

  (9)「赤十字」「ジュネーブ十字」「赤新月」
     「赤のライオン及び太陽」の名称、など。

  その他、いくつか規定がある。

■■次号の予定は...

★☆ 第13号 2009年6月14日 発信 --------------


     ~ 保護対象の定義(著作物)~

著作権法における著作物の定義と保護対象の範囲を理解する。また、著作物
の「注意すべき」定義事例を提示し、それぞれについて理解する。

------------------- by 特許調査パーソン ☆★

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