保護対象の定義(品種)

種苗法における品種の定義と保護対象の範囲を理解する。また、品種の「注
意すべき」定義事例を提示し、それぞれについて理解する。

★☆ 第15号 2009年6月16日 発信 --------------


     ~ 保護対象の定義(品種)~


------------------- by 特許調査パーソン ☆★


■種苗法における「品種」

 1.種苗法における「農林水産植物」と「植物体」

   ・「農林水産植物」とは、農産物、林産物及び水産物の生産のため
    に栽培される種子植物、しだ類、せんたい類、多細胞の藻類、そ
    の他政令で定める植物をいう。

   ・農林水産植物の個体を「植物体」をいう。

 2.種苗法における「品種」と「種苗」

   ・「品種」とは、重要な形質に係る「特性」の全部又は一部によっ
    て、他の植物体の集合と「区別」することができるものをいう。

   ・さらに、その特性の全部を保持しつつ繁殖させることができる、
    一の植物体の集合をいう。

   ・植物体の全部、又は一部であり、繁殖の用に供されるものを
   「種苗」という。

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★理解のポイント
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 1.種苗法は「品種登録制度」でもあるので、「定義」自体に登録要件が
   含まれている。

   ・登録要件があり、審査があることから、特許法を含めて産業財産法
    との類似性があるので、対比して考え安い。

     *出願先が、特許庁/農林水産省と異なる等。

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★関連事項★
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 1.品種の「名称」の制限
 
   ・既に品種登録されている品種の名称と同じ又は類似のものは不可。

   ・品種の名称も重要な要件なので、商標法、不正競争防止法等により
    制限を受ける。

   ・品種名称を登録する上で、商標とのクロスサーチが必要。

 2.種苗法による保護と特許法による保護

   ・品種の発明とも解釈できるため、特許権と重複の保護を受ける
    可能性もある。

   ・重複保護以外については以下のように考える。

     *特許法では・・・
       品種の上位概念(科、属、種)での保護、または、
       下位概念(遺伝子)レベルでの保護
       育成方法の保護。

     *種苗法では・・・
       品種(植物)自体の保護


■■次号の予定は...

★☆ 第16号 2009年6月17日 発信 --------------


~ 保護対象の定義(不正競争)~

不正競争防止法における不正競争の定義と、不正競争からの保護対象の範
囲を理解する。また、不正競争の「注意すべき」定義事例を提示し、それ
ぞれについて理解する。

------------------- by 特許調査パーソン ☆★

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