保護対象の定義(不正競争)

不正競争防止法における不正競争の定義と、不正競争からの保護対象の範
囲を理解する。また、不正競争の「注意すべき」定義事例を提示し、それ
ぞれについて理解する。

★☆ 第16号 2009年6月17日 発信 --------------


~ 保護対象の定義(不正競争)~


------------------- by 特許調査パーソン ☆★


 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ 掲示 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★

  いつもブログにご訪問いただき感謝申し上げます。

  さて、本ブログと同一のコンテンツを、『まぐまぐ』さんのメルマガ
  でも配信しております。お陰様で読者様が増加しております。

  メルマガ読者様との利益バランスを確保するため、近々にブログコン
  テンツは、ダイジェスト版に変更となります。

  全文につきましては、サイト内のメルマガ登録からメルマガ配信登録
  をしていただきますと、配信メルマガにより御覧いただけます。

 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★


■不正競争防止法における「不正競争の客体」

 1.周知表示混同惹起行為

   ・需要者の間に広く認識されている商品等表示、類似のもの

     *人の業務に係る氏名、商号、商標、標章、商品の容器、
      包装、その他の商品、営業を表示するもの

 2.著名表示冒用行為

   ・著名な商品等表示、類似のもの

   ・ドメイン名

      *特定商品等表示と同一若しくは類似のドメイン名であり、
       業務に係る氏名、商号、商標、標章、商品、役務を表示
       するもの

      **不正利益の目的、他人に損害を加える目的、が要件

 3.原産地等誤認表示

   ・商品の原産地、品質、内容、製造方法、用途若しくは数量、
    その役務の質、内容、用途若しくは数量の表示

 4.パリ条約の同盟国、世界貿易機関の加盟国又は商標法 条約の締約国
   において商標に関する権利

   ・商標権に相当する権利のみ

 5.営業誹謗行為

   ・競争関係相手の営業上の信用

 6.商品形態模倣行為

   ・商品の形態

      *最初に販売された日から起算して三年を経過したものを除く。

 7.営業秘密

 8.営業上用いられている技術的制限手段により制限されている影像、
   音、プログラム

   ・技術的制限手段の無効化

 9.特定の者以外の者にのみ開示するため、営業上用いている技術的制限
   手段により制限されている影像、音、プログラム

   ・技術的制限手段の無効化(定義8以外)

--------
★理解のポイント
--------
 1.周知表示混同惹起行為の保護対象

   ・「商号」は、登記とは無関係に、不正競争防止法の保護対象。

      *商標法では保護されない。

   ・周知とは、全国規模でなくてもよく、一部地域で周知あれば保護。

      *あいまいな範囲であるため、権利行使に制限がある。

   ・商標法で登録されなかったもの、権利期間が満了したものも保護。

      *ありふれた標章で拒絶されたもので、周知の商標など。

   ・広告塔、CM関連も保護される。

   ・3年以内に周知性を確保することが保護要件。

 2.著名表示冒用行為の保護対象

   ・著名性が要件であるため、市場の混同は無関係に保護される。

   ・商標法で登録されなかったもの、権利期間が満了したものも保護。

   ・3年以内に著名性を確保することが保護要件。

 3.商品形態模倣行為の保護対象

   ・意匠法の権利期間満了後も保護対象

      *意匠権が発生していなければ、発売から3年間が保護機関。

   ・コンピュータのフォントが保護対象

      *保護期間原則3年、が適用される。

 4.営業誹謗行為の保護対象

   ・誤り、偽りの比較広告によりライバル社の信用を害する。

   ・競合相手でない場合、不正競争防止法では保護対象外。

      *但し、民法上の問題となる可能性がある。

------
★関連事項★
------
 1.営業秘密については、営業秘密として認定、保護されるための要件
   の規定があることに注意。

 2.弁理士法で規定されている、弁理士業務の範囲

   ・業務として扱える不正競争

      *周知表示混同
      *著名表示冒法
      *原産地誤認等
      *形態模倣
      *営業誹謗
      *営業秘密

        **意匠権や商標権、あるいは、特許権等と関連してい
          るからだと考えられる。

   ・扱えない不正競争

      *技術的制限無効化(コピープロテクトのキャンセル)

        **著作権に関連するものであるからだと考えられる。

■■次号の予定は...

★☆ 第17号 2009年6月18日 発信 --------------


  ~ 定義事例(営業秘密)~

営業秘密は発明の保護である特許法と相対する知的財産の保護手法でもあ
り、営業秘密として認定されるための要件がある。それら、認定要件、および
、注意点についてを理解する。

------------------- by 特許調査パーソン ☆★

アフィリエイトのFind-A






ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • オークリー レンズ

    Excerpt: 保護対象の定義(不正競争) 知的財産管理技能士は、条文の夢を見るか?/ウェブリブログ Weblog: オークリー レンズ racked: 2013-07-05 21:25